awsにはプロセス監視ツールがある

2000年頃から始まったIT革命によって通信技術が急速に発達しました。そのことによって現在ではビジネスを行う上でインターネットは必要不可欠なものになっています。それとともに、インターネットがサーバーダウンすることなくきちんと稼働することが求められるようになりました。

そこで登場したのがawsであり、そのプロセス監視ツールです。ここでは、awsやプロセス監視ツールについて、詳しく紹介していきます。

awsのport監視をする上で知っておきたいこと

awsとはどのようなサービスか

awsとはamazon web servicesの略称のことです。通販大手企業であるamazonが提供しているサービスで、もともとは自社のインターネット環境を構築するためにつくられたものです。2006年から自社以外の企業にも提供するようになりました。

このawsのサービスはクラウドサービスに限定されているので、特別なハードウェアやソフトウェアは不要です。インターネットさえ使える環境であれば個人でも企業でも利用可能です。さらに、サービスの種類はおよそ700種類以上にものぼります。

たとえば、データベース関係ものであったり、ストレージ関係のものなどです。awsは従量課金制のため、利用した分だけお金を払うという仕組みになっています。

ハードウェアやソフトウェアが不要であり、自分にとって必要なものだけを使えるのでコストを抑えやすいというメリットがあります。ちなみに、契約はすべてオンライン上で行うことができます。

cloud watchはプロセス監視ツール

インターネットを利用していてサーバーダウンやシステムダウンが起こったら、会社にとって大きな損害を生む可能性があります。そのようなことが起こらないように、また、システムを安定的に運用するためにも、リアルタイムでシステム全体の稼働状況を監視しておく必要があります。

さらには、運用しているサービスの規模が大きければ大きいほど監視と管理の必要度がいっそう高まるでしょう。そのためのツールがawsのcloud watchです。cloud watchはawsのプロセス監視ツールであり、awsのリソースを監視する働きがあります。

リソースは、たとえば、CPUやメモリなどです。これらの情報をダッシュボード上にグラフ化してくれるので、一目瞭然で状況が把握できます。ちなみに、ダッシュボード上での表示の仕方はカスタマイズも可能です。あるいは、windowsのOSなどをはじめとしたaws上のサービスとアプリケーションのログを収集して監視する働きも持っています。

もしOSがエラーログを出したり、監視するメトリクスが特定の値を超えたら、メールを送信するなどの通知を実行してくれるのです。

cloud watchと従来品との違いは何か

awsのcloud watchは従来の監視ツールと異なる特徴がいくつもあります。従来の監視ツールとはいわゆるオンプレミスの監視であって、ハードウェアを必要とします。もしハードウェアに何らかの障害が起こってしまうと交換しなければ正常な稼働はできなくなります。

それに対して、cloud watchはクラウドサービスのため、そのようなことはありません。また、従来の監視ツールではロードバランサーの監視が非常に難しいですが、cloud watchはそれを得意としています。

こうしたことから、cloud watchを従来の監視ツールとともに併用することでシステムのプロセス監視の強化につながります。

また、cloud watchは統合型のプロセス監視ツールといわれることもあります。従来品は瞬間的にシステム上の異常を発見する機能と、サーバーのリソースを監視しながら、そのリソースの配分を最適な状態にするために情報を提供する機能のどちらかしかありませんでした。

そのため、両方を実現するには1つでは不足だったのです。しかしながら、cloud watchはこれら2つの機能を持っています。さらに、複数以上の仮想サーバーを稼働させても一元的に監視・管理してくれるのです。

いろいろなメリットがあります

awsのCloud Watchを利用するメリットはとても多いです。1つはメトリクスの収集によって問題を解決できることです。メトリクスというのはawsのリソースやアプリケーションを監視したら生じるパフォーマンスデータのことです。

メトリクスでわかりやすい例はCPU率でしょう。

さまざまなアプリケーションを使用するとそれぞれCPUが発生します。これが大きくなるとシステム全体の処理速度が落ちたりします。それぞれのアプリケーションがCPUをどのくらいの割合で持っているか一目瞭然で示してくれるのは大きなメリットです。

もしパソコンが重くて使いにくい状況になれば、CPU使用率の高いものを消してCPU使用率を下げるなど、瞬時に問題を解決することにもつながります。ちなみに、独自のカスタムメトリクスを設定することも可能です。

もう1つのメリットは統合管理でしょう。リソース、アプリケーション、メトリクスなどを一元的に管理・監視することが可能です。それによって1つ1つのアプリケーションを監視する必要もありません。3つ目のメリットとしては、リアルタイムでシステムの稼働プロセスを把握できることでしょう。

従来の監視ツールに比べて利便性が極めて高いといっても過言ではないでしょう。4つ目のメリットは初期費用が安いことです。ハードウェアやソフトウェアなどの固定費はかかりません。

プロセス監視はとても重要

プロセス監視はとても大切です。プロセスはネットワークやサーバーの土台のようなものです。たとえば、webページで商品販売をしている企業の場合、プロセスにもし障害が起こったら、販売がスムーズに進まないことがありますし、下手をしたらサーバーダウンが起こる可能性もあります。

こうした事態が起こったときに修復を急いだとしても相当の時間がかかるケースが多いです。cloud watchというプロセス監視ツールを使うことでプロセスの異常をあらかじめ防止することになります。いざというときに24時間体制でシステム管理者を常駐させておく必要性もありません。

それによるコストも発生しません。cloud watchをうまく活用することでリソースやアプリケーションなどの障害の未然防止や、リソースの最適配分などを期待できます。利便性を向上させたいならcloud watchを使うのも1つの選択肢になるでしょう。

cloud watchは利便性向上につながる

プロセス監視はシステム運営において非常に重要です。awsにはcloud watchというサービスがあります。従来よりも多くのメリットがあり、障害の未然防止や最適なリソースの配分などの役割を果たしてくれます。

初期費用も安く、特別なハードウェアやソフトウェアも必要ありません。利便性を高めたい人や企業はcloud watchを導入することを検討するのもあまたある選択肢の1つになるでしょう。

参考情報(CloudCREW)https://managed.gmocloud.com/managed/